大萩康司さんのコンサートに行って来ました!
行き着くまでのごたごたはまぁおいといて(笑)本当に、素晴らしいコンサートでした。 Kitaraには初めて行きましたが、音響が最高に良くて、マイクも何も通さず、生のギターの音が会場全体に響き渡って、途中でごね出した母上を無理やり連れて行った甲斐がありました。 プログラムはバッハと、コンサートのタイトルにもなっている『ハバナ』から。(と、いうのを演奏が終わってから知った) それと、私の大好きなR.ゲーラの「そのあくる日」が選曲されていて、開演前からワクワクです。 ちなみに、『ハバナ』はまだ完全に聞いたことはありません。正直な話、彼の演奏する音源自体、以前にレンタルで借りてきた『シエロ』のMDがあるだけ(←買えよ;)。 バッハだって、教会の音楽と、「ちゃらり~ちゃらりらり~ら~♪(@トッカータとフーガ)」のあの人ってくらいの知識しかなく、クラシックギターの生演奏を聴くこと自体初めての体験なので、とにかく知らない曲と今日初めて出会うんだなぁ、とそんな事をぼんやり考えていました。 会場に着いたのがギリギリだったので、慌しく席に着くと、すぐに開演。 大萩さんは想像通り、というか、3,4年前NHKのTRにでていた時と同じ、穏やかなしゃべり方で、こんな近くで本物の演奏が聞けるというそれだけで、もう至福です。 演奏曲の聴きどころなどにも軽く触れてもらえて、曲自体を知らない人でも楽しんでほしいのだろうなぁという気持ちを感じました。こういうポイントを教えてもらえると言うのはありがたいです。 演奏中はうっとりしつつもずっと大萩さんの手を見ていました。高校の音楽の時、指が届かなくて、シックハックだった私と違って、いや、それは至極当たり前のことなんだけども、ギターを見事に弾きこなす大萩さんの手に、そこから紡ぎだされる音と同じくらい魅せられてしまいました。 楽器にはどれでもいえることですが、チューニングってその曲を決定付けるとても大事な作業で、実はこのチューニングをしている瞬間がとても好きだったりします。 弦楽器はとくに、そのばで音程を合わせていくことが多いので、舞台の上で小さく弦を爪弾きながら、音を合わせていくその様子に見入ってしまいました。 素人耳には分からないくらいの微妙な音程を調整してるのかなぁ、とか、次の曲は弦の音程を変えて弾くのかなぁ(けど、そんなことあるのか?)とか考えながら自分も耳を澄ませてみたり(笑) 津軽三味線の新田昌弘さんの演奏を目と鼻の先(誇張ではなく、本当に触ろうと思えば届く距離)で聴いた時にも感じましたが、弦楽器はその音程を合わせるところが本当に素敵だなぁと思います。押さえるところ、張り方、引き方、様々な要因でまったく違う音に聞こえるわけですから。 私なりのクラシック(インスト全般そうなのですが)の楽しみ方は勝手に情景を想像しながら聴く、というものなのですが、大萩さんの演奏ほど鮮やかにその景色を想像できるものは他に出会ったことが無いです。まだまだ沢山素晴らしい演奏家というのはいるのでしょうが、今のところ彼が一番なのです。 一人「名曲アルバム」状態で、これは「朝」の曲、これは「港」の曲・・・と勝手に想像していました。もちろん、演奏中は物音ひとつ立てたくないので(これについては、また機会があったら、別の記事として書く予定)、手元のプログラムもめくれず、今演奏されているのがなんと言うタイトルの曲なのか分からないので、本当に自分の感じたままに想像をめぐらせていました。 「名曲アルバム」と違うところは、そこに時たまストーリーが生まれるところです。どこかの国のオジサン二人が酒を飲み会い「がっはっは!」と文字になるような声で笑いあっている光景を想像したり、まるで「老人と海」のように、年老いた漁師と少年が夕暮れの道を歩いているような気がしたり、犬が道端で昼寝していたりと自分でも驚くくらいいろいろなイメージが湧いてきて、2時間があっという間でした。 アンコールのラストで演奏された「鐘の鳴るキューバの風景」はまさに、キューバの日常のような気がして、初めて聴いた曲だったのですが、お気に入りです。これは買わねば!と思っているところです。ギターから鐘の音が聞こえるんですよ、すごいでしょう??^^ 会場でCDご購入の方にはご本人と握手&サインがもらえるということで、ちゃっかり母上と二人で並んできました。時間が無い中、きちんと目を見て握手してくれて、本当にいい方なんだなぁと感じました。大きくて暖かな手はさらさらでした。 こっちの手のほうがイヤな汗でベタベタだったかも・・・(汗 今回購入したCD。 『ブルー』と『ハバナ ライヴ 2005』 どちらにもサインをしてもらいました。 『ハバナ』も買うべきだったような気がしています・・・ 素晴らしい音響のホールで、素晴らしい演奏を聞く。 本当に素晴らしい一日でしたvvv 追記: 大萩さんのブログに我らが北海道の珍名物(?)「ジンギスカンキャラメル」についての記事がありました。 私は食べた事無いのですが、殺人的な不味さだそうで。 弟がいつの間にやら、これを経験済みで、「どんな味?」と聞いたら「気持ち悪い味がする。とにかく美味しくない」と言ってました。 罰ゲーム向きという話もあるし、食べてほしいような、ほしくないような・・・複雑な気分です(笑)
by tr20-mkco
| 2006-03-04 14:35
| 音楽
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